年始早々アメーバブログで芸能人ブログのパスワードが大量流出した。
原因はまだ調査中という事らしいので、本当のところは分からないが、この事故（事件？）を元に考えさせられた事が有る。
記事で、そのExcelファイルは『社内保存』されていた物だったらしい事が書いてあったが、まずここで言う『社内』という言葉の定義が今後難しくなって行くのではと感じた。
営業などでオフィス外へ出て行くスタッフもいるはずで、そうなるとオフィスで自分や他のスタッフが作成したファイルを色々な方法で持ち出す必要が出てくる。
簡単なところだと、作成しているパソコンがノートなのでそのまま持ち出すとか、デスクトップや社内のファイルサーバ―からノート等のモバイル環境にLANや様々なメディアでコピーするとか。
ここまでなら管理状況だけを言うと物理的な『社内』という事で良いと思うし、流出した場合の原因は人為的な物か相当運の悪いハッキングかもしれないと思う。
ただ、もう少し便利にVPNなんかを導入していてファイルサーバ―を共有していたりなんかすると、徐々に内外の線引きが怪しくなってくる。
更に最近増えてきているオンラインストレージやクラウドコンピューティング等が絡んでくるとなおさらだろう。
今回は一般的な表現として物理的な『社内』という事を言っているのだとは思うが、今後こういった内外の線引きが曖昧な環境での仕事が増えてくると思う。
全てのスタッフがその辺の危険性等を考慮して日常業務をこなしているとは言い切れない。
新人だっているかもしれないし、部署によって環境が違っている中で異動もあるかもしれない、状況によっては派遣やアルバイトに有る程度の権限を与える事だってあるかもしれない。
雇用形態の多様性や仕事環境が便利になって行く中で、もう一度扱う情報の重要性を考慮しながら管理方法や環境を考えて、場合によっては不便かもしれないがアナログな選択肢を取らざるを得ない場合も出てくるかもしれない。
まぁ色々細心の注意をすべきという事だろう。
さて、アメーバブログの件に関しては警察へ被害届が出されたようで、今後詳しい事が分かってくるかと思うが、話は戻って本当に物理的『社内』に保存されていたのだとすると、極小さいかもしれないが人為的なミスが介在していそうな気もする。
更に元々のファイルは閲覧するのにパスワードも必要だったらしい。
色々解せない事もあるので今後のニュースに注目したい。
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