それ誤用ですよ。本来のランディングページとは

コラム

“それ誤用ですよ第2弾”そんなにネタがあるかよくわからないが・・・

 

ランディングページ』というのをご存知だろうか。

ウェブサイト関連の仕事をされているかたなら、少なくとも聞かれたことぐらいはあると思う。

 

一般的に使われる意味としては、『広告などを出した時にそのリンク先として設ける主に1ページだけのページの事』だと思う。

 

ただこれは本来の意味とは少し違う。
言葉の意味から考えていこう。

ランディング』とは『着陸』を意味する言葉だ。

ウェブサイトを空港に例えて、『着陸』転じて最初に開いたページをランディングしたページというのがそもそもの意味らしい。

GoogleのAnalyticsなんかを使った事がある方なら、メニューの中に『ランディングページ』というのが合って不思議に思うのだが、そのうち理解ができてきた記憶はないだろうか。
私がそうだった。

 

もうずいぶん昔だが、

『ん?広告からのアクセスの表示かな?どうやってカウントしてるんだろう?それに・・・広告出してないのに数字上がってるぞ!』

ただまぁ数字を見ていると、

『なるほど、閲覧開始ページの事か・・・』

と、わかると思う。

 

では『広告からのリンク先ページ』は『ランディングページ』では無いのかと言われるとそんな事はない。

 

管理下にあるページ群をサイトとした時には最初にアクセスしたページには変わりはない。

もう少し端折らずに話をする場合『当該広告用のランディングページ』などと表現されるはずだ。

検索からのランディングページは検索の条件によって変わってしまうが、その広告にはリンク先が固定で設定できる。
そのためのページということだ。

これは蛇足だが、なぜここでいう『広告からのランディングページ』は1ページな事が多いのか。

それはターゲットを絞り込んで配信する広告が多く、設定したゴールに向かってユーザー側の選択肢は排除するのが目的だ。

 

話を戻すと要するに、『広告からのリンク先ページ』も『ランディングページ』ではあるが、『ランディングページ』は『広告からのリンク先ページ』ではないという事だ。

 

実用的な話でいくと、解析ツールの融通にもよるところはあるが、本来でいくと自身が『塊』として管理したいページ群があり、それを『サイト』とし、その中で最初に開かれたページというのが、解析などにも携わる者からいうランディングページとなるだろう。

たとえば、Google Analyticsだと基本的にはドメイン毎に管理する事になるので、そのドメイン内のページで最初に開いたページということになる。

 

まぁこれもなんとなくで良い気もするが、元々の意味を知っているのとそうでないのとでは少し違う気もするので、知っておいて損はない話だと思う。

 

 

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