iPhone

Appleは米国時間1月9日MACWORLD SAN FRANCISCOで、iPhoneを発表した。
これは、iPod携帯電話メールウェブブラウズネット環境を一つにしたインターネット通信デバイスである。
米国内ではAT&T傘下のシンギュラーがキャリアとして販売される事になったらしい、日本ではどうなるのかも気になるところだが、スティーブ・ジョブズの基調講演にはソフトバンク孫氏が顔を見せていたようだ、Vodafone日本法人を買収して最初のキャンペーンでiPodとのセット販売をしていた事からも孫氏のAppleへの興味が計られる。


さて、iPhoneの名前に『GSM方式』と記載されている、携帯の事はよくわからないので調べてみると、ヨーロッパや中国、アメリカで普及している第2世代の通信方式だそうだ・・・?日本では携帯電話は第3世代の普及がほぼ完了期にあり高速ダウンロード技術の第3.5世代も広がり始めている。
iPhoneのアジア販売予定は来年2008年である、今でも第2世代と聞いてビックリするぐらいなのに来年になればなおさらだろう。
しかも、GSM方式は日本では使用できないようである。
たぶん急激に成長している中国市場を視野に入れた戦略なのだろうが、林檎党の多いここ日本で販売しないという事はないだろうからその頃にはどうにかなっているだろう、いやなっていてほしい。
今回に限らず世界的規模の話になると『日本独自の技術』というのが邪魔をするケースが多い、その原因になっている一つは国土の狭さだろう、力技でどうにでもなる広さなのだ。例えばテレビ放送「全国ネット」とよく言うが、これがアメリカだとスケールが違う、そう簡単にはいかない、いまでこそ衛星等を使っているだろうが昔はそんな事できる訳が無い。昔はオンデマンド方式で番組を買い取る『自宅でレンタルビデオ』見たいな方法でテレビを視聴していた事があったとどこかで読んだ事がある、で、その技術を転用したのが『xDSL』らしい。そこでも日本には『INS』という技術があってxDSLは普及が遅れた、INSがxDSLに干渉して通信速度が確保できなかったらしい、xDSLが広がりかけた頃によく聞いた話だ。
何が悪いという事ではない、他より遅れるならスタンダードに合わせてついて行くのも”手”だし、一歩先を行っているのなら他に手本とされる必要があると思う。
要するに面白い話に参加できないのはつまらないという事だ
ここまで書いてきて何のだが実は私の携帯は第2世代だ、持ち物が増えるのは嫌なのだが携帯電話に統一されていくのは何となく否定派である。
携帯電話は通話とメールで十分だと思っている、しかし、仕事柄インターネット関係の新技術が搭載されると買い替えざるをえない空気になってしまうのと、
電池の保ちが悪くなると新しいのに買い替える感じになっている。
話をiPhoneに戻すとアジアでの発売はまだまだ先で、日本でも販売するとなれば日本向けの仕様等多少のマイナーチェンジはされるだろう、変化が激しい市場なだけにその時流通している端末がどういう風になっているか、iPhoneがどういう風に日本市場に入ってくるか非常に楽しみである。
少なくとも今回の発表を受けてスマートフォンという市場の認知度は上がったと思うしiPhoneの参入前に既に流通している商品のメーカーはそれに備えるだろう。
結果的にはナンバーポータビリティーで多少の活気が出たとはいえ実際には以前ほどの成長が無い携帯電話業界に本当の活気が戻ってくるかもしれない。
数年後の持ち物はどういうものになっているだろう、ひょっとすると、一つ増えているかもしれない。

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