先日クライアントの拠点での事、それまで一部スタッフ用だけだった無線LANを、フロア全体に広げる事になり少々強力な物をという事でBuffaloのWAPM-APG300Nを導入する事になった。
ただ、この拠点は業務委託スタップにブースをレンタルしたりもしていて、すぐに無線対応出来ないPCが無いとも限らないので、いくつかコンバーター用に無線ルーターも導入した。
一通り設定も出来てレンタルブースも回りながら設定を進めていると、先に終わっているはずのPCで印刷が急に出来なくなったとの連絡が入った。
プリンターは一台ではないが、あるコンバーターに繋げているプリンターでの話。
見てみると確かに出来ない、ただドライバーから再設定をすると改善する。
納得感は薄いながらPCの数も20台強有りそうなので、設定を進めて行くと、どうしてもプリンター設定が出来ないPCが2台出て来た、上と同じプリンターだ。
しかも、このPC2台はそのプリンターと同じコンバーターに有線で繋がっている。
ネットは問題無いし、プリンターのIPアドレスへのPingも問題無い。
こちらはドライバーから再設定するとプリンターが見つからない感じ、他からは使えているので無いわけは無い。
問題を切り分けるのに、その2台のPCとプリンターを既存のネットワークから切り離して繋いでみると問題なく印刷出来る、次に既存のネットワークに戻し、プリンターの設定をローカルでだけ使える様に、デフォルトゲートウェイやDNSを削ってみた。
すると、不思議な事が起こった。
IPアドレスで言うと、元々このプリンターはXXX.XXX.XXX.3でWAPM-APG300NはXXX.XXX.XXX.4としていたのだが、両IPアドレスとも管理画面がWAPM-APG300Nになってしまった。
WAPM-APG300Nのサブネットは一つしか作っていないので、設定をミスったとは思えない。
でも、確かにXXX.XXX.XXX.3を見てみてもWAPM-APG300Nの管理画面が開いてしまう。
ただ一つ違うのはファビコンがプリンターの物が表示されている事だ。
理由は分からないが、兎に角WAPM-APG300Nの隣のIPアドレスが不安定になるようだ。
仕方が無いので、WAPM-APG300NをXXX.XXX.XXX.254にしてみた。
そうすると何事も無かったかの様にプリンターが稼働し始めた。
設定中何度も再起動はしているので、再起動ぐらいでは改善されるとは思えず暫くそのまま運用する事にした。
後日気付いた事だが、ファームウェアが0.01だけ更新されたバージョンがリリースされていた。
対応中も確認はしたのだが、慌てていたので見間違えたらしい、とりあえずアップデートはしたものの、今回の現象が改善されているかは微妙なので、やっぱりそのまま運用する事になった。
という事で、この現象が出た場合WAPM-APG300Nの隣のIPアドレスは使わないようにする方が良さそうだ。
無線の電波以外にも強いものが有ったのかもしれない。
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