Nexus7(2012)をリカバリー

パソコン:ハード・ソフト

Facebookで予告したとおり、Nexus7(2012)のリカバリーをしてみたのでそのレポート。
2014年6月に投稿した『Nexus7(2012)の電源が入らなくなった時に試す事』が未だ人気記事で沢山コメントをいただく。
私自体iPad Air2に移行しているので、Nexus7はしばらく眠っていた。
で、眠らせておくだけだと勿体ないのでリカバリーして見ることに。


前日までに十分充電をして取り敢えず起動する事も確認。

データはもうしばらく使っていなかったので、今回バックアップは取らない。
データも必要な方はバックアップもしっかりと行った頂きたい。
ネット上に様々にリカバリーを行ったレポートがあり、行うとそこそこ動く様になるとの話もあるが、4年以上前のモデルなので期待は薄いもののどの位違うのかと興味はある。
工場出荷状態という事なのでOSも今のAndroid 5.1.1 Lollipopでは無くAndroid 4.1 Jelly Beanになればそれは相当快適に動くだろうと思う。
では手順。





1.電源OFF状態からボリューム下ボタンと電源ボタンを同時に押しす続ける。

 

2.すると見慣れたGoogleのロゴの後に次のようなお腹の開いたドロイドが横たわっている『FASTBOOT MODE』という画面になる

 

 

3.ボリュームボタンの上下で『Recovery mode』を選択して電源ボタンを押す。

 

 

4.すると、『コマンドが指定されていません。』という表示になる。

 

 

5.次にボリュームボタンの上と電源ボタンを同時に押す・・・のだがこれの反応が悪い。
私だけかもしれないが。

 

6.すると、次のような『Android system recovery』という画面になる。

 

7.また、ボリューム上下ボタンで、『wipe deta/factory reset』を選択して、電源ボタンを押す。




8.押し間違え防止なのだろうか、やたらと『No』が並ぶ最終確認の画面になる。
Yes — delete all user data』を選択、電源ボタンを押す。

 

9.画面は真っ暗になり、左下に小さく
— wiping data…
Formatting /data…

と表示され、初期化がされる。

 

10.表示が次のように
— wiping data…
Formatting /data…
Formatting /cache…
Data wipe complete.

となれば完了。

 

11.画面上の方には、元の『Android system recovery』の表示がされる。

 

と言う事で、再起動。
これはいつもの起動よりかなり時間がかかる。
そして再起動の画面で少し違和感・・・
・・・初期設定の画面で起動。

・・・初期設定の後、OSのバージョンを確認して違和感の原因が判明。
OSのバージョンはそのままでユーザー情報など全てが削除されている。
おや?何か選択を誤ったかと思い、もう一度リカバリー作業を行ってみる。
・・・が結果は同じ。
factory resetって・・・。
バージョンアップ時にファクトリーイメージも書き換えられるんだろうか・・・ファクトリーリセットじゃないじゃん・・・
とはいえ初期化は完了しているので、する前よりはいくらかマシかもと初期設定を済ませるとアプリの更新通知が・・・
実際、この辺りが重くなる原因の一端ではなかろうか。
使わないアプリが山盛りだ。
一旦、素直に全てをバージョンアップ。




これでリカバリー前より動作は軽いかと言われると・・・正直同じように思う。
リカバリー前、ある程度利用していた時にもある程度不必要なアプリの整理やキャッシュのクリアなどは気を付けていたからか、劇的に軽くなったとは言えない。
そこはやはり4年以上前に発売されたモデル。
通常のPCでも4年経つと色々と不満が出てくる。
では全く使えないかと言われると、ある程度は使えてしまう。
結論としてはやはりコストパフォーマンスに優れた良い製品だったのだろうと言う事だ。
冒頭に紹介した約3年前の投稿が今だに人気だと言う事がそれを物語っている。
Nexusブランドのタブレットはこの2012年の7インチモデルを皮切りに10インチや9インチに展開するものの、Androidを広めるというその役割は終えたとしてフェードアウト気味に終息。
後に『Pixelブランドで7インチをリリースか』とも噂されたが、その後の音沙汰はない。
当時と違い様々な価格帯の商品が有るのも事実だが、Nexusが秀逸だったのはGoogle謹製故のOSのアップデート対応回数の多さだ。
本来スマホなどはPCの様にOSをアップデートしながらある程度の期間陳腐化せずに利用する製品とされているにも関わらず、その自由度の高さから様々なメーカーやキャリアで手が加えられ、結果OSのアップデートがままならなくなってしまっている機種が多いAndroidにおいては、実は長期に利用できるという性能が証明されたような気がしていたので、とても気に入っていたのだが・・・
ローカルで動くソフトウェアに依存する比率が下がってきているので、OSは以前より重要ではなくなってきているが、結局iPadにAndroidが載った製品が出るわけでもなく、その逆も然り。
Chrome OSとAndroidとの融合という話もあるので、また面白い製品が出る事を期待してNexus7はもうちょっと遊んでみる。



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