ご無沙汰です。
久々(ちょっと休憩・・・いや、放ったらかしてたら2年)の投稿という事で、少し軽い記事。
ウェブブラウザというのはこんなにも無意識に使われている物なのかと思ったという話。
先日のIE6〜IE11までのバージョンで脆弱性が発見され使用を控えた方が良いという話で、
私がお世話になっているP社でも同様の情報をリリースしたのだが、
『ウェブブラウザって何ですか〜?』『私のはIEですか?』とか『IEって何ですか?』とか・・・
おいおいって感じだ。
自宅に置いてるPCならいざ知らず、業務で利用しているPCの場合偏った環境でしか動作しないアプリケーション等が存在するので環境は有る程度把握していなくてはならないはずなのだ。
- 私:
- 「青い“e”にクルって輪っかが付いてるアイコンのやつです」
とかって説明すると、よほどの事が無い限り『あ〜はいはい』となる。
Windowsなら画面を見ているほとんどの場合目にしているわけだから当たり前ではあるが。
で、続いて『Chromeってなんですか?』となる。
実はP社はGoogle Appsを導入しており、様々なシーンで
『GoogleのサービスはChromeの方が便利ですよ』と案内したり、IEでGoogleにログインした際、案内がされる事があるので、無意識にインストールしてしまっていて、
『なんか赤黄緑のクルクルしたアイコンが出て来てるんですけど〜これ何ですか〜?』
って問い合わせが有ったりもしたにも関わらずだ。
因に“ブラウザ”とだけ言うと、ファイルブラウザというものも有るので注意が必要だ。
更に、Windowsだとファイルブラウザも“Explorer”なので更にややこしい。
まぁ自分の使ってる環境くらいは少し関心を持ってもらいたいなと思う。
色々説明すると大体は解決するのだが、
『IE以外入ってないですけど、ChromeダウンロードするのにIE起動しても良いですか?』
という、キラーパスが来る場合もたまに有る。
本当なら別のPCで、IEを使わずChromeのインストーラをダウンロードして渡すのが大正解だが、
『短時間ならOK』という3秒ルール的謎のジャッジで回避してしまった。
まぁ何事も無かったので良かったのだが。
で、数日後バッチがリリースされたわけだが、
『これでセキュティーは完璧ですか?』
と、『0』か『1』かのような質問も出てくる。
あまりに振り切った事象に対応したので、これで大丈夫的な事になっているかもしれないが、
そもそも出入り口が有るから物が出し入れ出来るし、ほとんどが同じシステムで動いているなら仕組みも研究しやすい。
危険度が元に戻っただけでゼロになる事は無いと思う。
最終的には使っている者の意識的な注意が必要だと思う。
インターネットの普及に伴って、アプリケーションの中で使用頻度的には多分一番だと思われるウェブブラウザだが、こんなにも無意識に使われているのかと思うと少々気の毒にも感じる一方、意識しなくてもこんなに利用者の多いアプリケーションは凄いとも感じる。
そのなかでシェアの大きいOSメーカー純正のウェブブラウザとあって、半自動的にシェアを伸ばして来たIEの諸刃の剣とも言える事象だった。
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