「Thunderbird3」正式リリース

パソコン:ハード・ソフト

Mozillaのメールソフトの最新版、ThunderBird3が正式に公開された、約2年半ぶりのメジャーリリースらしい。

私は初期バージョンからThunderbirdを利用している。
以前Mac OS X 10.2までは純正のMailを利用していたのだが、フィードリーダーの機能も欲しかったので、Thunderbirdに乗り換えた。


初期のバージョンでは、Apple Mailフィードリーダー機能が追加されれば再び乗り換える気でいたのだが、バージョン2にアップグレードされてからは、色々解消され気に入って使用を続けている。

特に新しいバージョンを待っていたわけではないが、無料で使えるのだから使わない手はない。

新機能等詳細はこちらを参照していただくとして、短時間での印象は、見た目がなんだかスッキリしたなぁという感じ。
最上部のツールバーのボタンが最小限かつ小さくなっている。

色々いじってみるとツールバーのカスタマイズの仕方によってどちらにでもなるので、新デフォルト旧デフォルトと言った感じだろうか。

各メールに必要なボタンはプレビューペインかメールウインドウの上部に設置されているし内容を表示するスペースも広く取れるので、ここは最小限かつ小さい、新デフォルトの方が良いように思う。

因に、一番最初に表示されている、『設定変更ガイド』のタブは消してしまっても、ヘルプメニューの設定変更ガイドで表示出来る、『新ツールバー』と『旧ツールバー』の一発切替がここでしか出来ない様なので、一度消してから少々探してしまった。

フォルダーペインはこれまでの表示方法以外に『スマートフォルダ』と呼ばれる、機能毎にまとめる方法が追加された。

しかし、IMAPで受信しているアカウントはトレイ等がまとめられても、内容はまとまらない。

仕様なのかバグなのかはさておき、メインで利用している幾つかのアカウントはGmail+IMAPを利用しているため、『全てのフォルダ』形式で利用すると思う。
今回の一番嬉しかった事はGmailとの統合強化だ。

今まではGmail内の『下書き』『ゴミ箱』『迷惑メール』の各ラベル以外に、Thunderbirdにも同様もフォルダが作られたため、一部の作業はどうしてもブラウザでGmailを操作する必要が有ったが、それが格段に楽になった。

欲を言えば、『迷惑メール』フォルダに移動させたメールの『受信トレイ』ラベルが外れないのが何かもしれないが、これはThunderbirdに求めるのは無理があるかもしれない。

全体的にはIMAPを含めて挙動も軽くなっているし、検索も面白い機能が追加されている。

タブの採用も複数のメールを同時に開く場合にはデスクトップが散らからないので良いと思う。

今から乗り換え等で使い始める人にも乗り換えやすい機能も追加されているので、派手ではないが着実に進歩していると思う。

当ブログへのアクセスでは、OutlookExpressのエラー関連検索が多いようだが、乗り換えるメーラーの選択肢としてThunderbirdもいかがだろうか。

コメント