IE8でISO-2022-JPが化ける

私が常駐しているクライアントでは、数種のメルマガを発行している。

そのうちの一つは、私の業務の窓口になっている部署が会社の総合メルマガとして編集、月一回のペースで発行を行っているのだが、その編集作業を行っているスタッフからのヘルプ要請が有った。

IE8でプレビューすると文字化けするんですが・・・』

このメルマガはあるASPメルマガ配信サービスを利用してHTML形式で配信している。

何故にHTML形式かというと、このASPを利用する以前から配信しているメルマガで、以前よりHTML形式という事もあったのと、各種ログが取れるように色々と仕込む為にHTML形式の方が都合が良いのだ。

更にはこのASPのサービスがHTML形式テキスト形式かのどちらかでしか配信出来ないからという事も有る。

編集スタッフはフリーのウェブオーサリングソフトを使い、IE8プレビューしながら、HTML形式で構成編集を行っているのだが、今月号の編集作業中、上が書いたようなヘルプ要請が入った。
見てみると見事な文字化け。

ブラウザ文字化けという事は、文字エンコードを正しく読み込んでいないのだろうと、リロード・・・なおらない。

ファイル自体を再読み込み・・・直らない、ブラウザやPCを再起動・・・直らない。

どうなってるんだと、ブラウザの文字エンコードを確認してみると『シフトJIS』になっている。
該当ファイルはメルマガ用という事で『JIS(ISO-2022-JP)』で編集している、何故シフトJISになるのかはさておき文字エンコードJISにすればプレビューは出来るだろうとJISを探す。

・・・JIS・・・ISO-2022-JP・・・??無い。

IE8ってJIS読めなかったっけ?

と、思ったが、先月も同じ方法で構成しているので問題は無かったはず。

何か設定が変わったのかもと思いヒントを求めて、ググってみると15日にリリースされているWindows Updateを適用するとISO-2022-JPのページが表示されないとの情報を発見。

 

今回はメルマガのファイルという事もあってJISを選択しているが、私自身ウェブページを作る際、最近ではUTF-8がほとんどで、過去の制作物をメンテする際でもEUCを使うぐらいで、ISO-2022-JPは使った事が無い。

WindowsMacでウェブページを作り始めた人ならシフトJISが多いと思うので、どういった場合にJISでウェブページを制作されるのかは分からないが、情報を見ているとそういった事も珍しくないようなので、それらのページが正常に読めないというのは非常に迷惑な話だ。

今回、上で書いたスタッフのプレビュー用のブラウザはIE8から別の物にする事にした。

こうやって少しずつシェアを落としていくんだなと、シェアを落とす手伝いをしながら感じた。

さて、このWindows Updateを適用する前はIE8でもISO-2022-JPが問題なく読めたという事だが、文字エンコードのメニューには選択出来るようにISO-2022-JPの表示は有ったのだろうか?

ブラウザを変更して事なきを得たので深く考えない事にする。
マイクロソフトさん早く対応された方が良いと思いますよ。

コメント

  1. とおりすがり より:

    通りすがりのものです。google で検索してこのページを見つけました。検索結果にかかるものがtwitterのつぶやきばかりで、ニュースメディアでは取り上げられていないようなのが気になります。IEのシェアが落ちるのは勝手にしてくれればいいですが、これでJISコードでかかれたページがみれない人が出てくるのは残念です。

  2. ピート より:

    コメント有り難うございます。
    今回の事が事故等トラブルなのか、何らかの意図が有るのかも気になるところです。
    IEしか対応していないウェブで、DB等システムの都合も有ってISO-2022-JPを選択されている場合等はお手上げ状態でしょうね。