メルマガからのトラフィックをGoogleAnalyticsで解析 -2-

前回書いたように、『広告のキャンペーン』の機能を利用してメルマガからのトラフィックGoogleAnalyticsで解析できるようにはなったのだが、同じ人がダイレクト以外でアクセスした場合『メルマガからのアクセス』という情報が上書きで消えてしまう可能性が発覚した。

どういった場合が考えられるかというと、メルマガから一度アクセスした後に、何らかの理由で一度サイトから離脱をして、再度アクセスする際は検索サイトからアクセスをしてコンバージョンに至った場合。

大雑把に言うと『コンバージョンに至って良かったね』って事だが、データ上検索サイトからのアクセスがコンバージョンに至っているという事で、メルマガは関係ないように見えてしまう

アクセス全体を見れば、徐々にでも数が増えてきている事をメルマガの効果だと取れなくも無いが、優先的な広告としてメルマガを行っていて、どれだけコンバージョンに寄与しているかが知りたい場合は少しデータ不足になる。

要するにメルマガからアクセスがあった際、別の保存場所に保存しておければ良いということになる。
当然、GoogleAnalytics側にもそれに対応した機能が必要で、それが『カスタム変数』『ユーザー定義』になる。

私が製作した時には何故かカスタム変数は上手く動作しなかったのでユーザー定義で対応した。


『広告のキャンペーン』
を使ったURLには一定のパラメータが付加されるのだが、検索サイト等からのアクセスにはそういったパラメータは付加されない

この差を利用して、そのパラメータ有った場合はその内容からデータを生成してCookieに保存した後に、GoogleAnalyticsのカスタム変数やユーザー定義の値として与えるのである。

これでCookie読み込む方法保存期間などでメルマガの効果を一定期間追跡できるようになる。
今回はメルマガの配信頻度なども考慮してCookieの保存期間は3ヶ月で、同様のパラメータが有った場合は新しいものに上書きしてアクセスへの影響は最新のメルマガからという事になるようにした。

 

はじめの方で書いた『メルマガから一度アクセスした後に、何らかの理由で一度サイトから離脱をして、再度アクセスする際は検索サイトからアクセスをしてコンバージョンに至った場合』どういったデータになるかというと、トラフィックのデータでは直近のYahooやGoogleになっているが、ユーザー定義などを見るとメルマガからのアクセスであるデータが入っていることになるので、上で書いたような感じで利用されたという事が分析できることになる。

さすがに3ヶ月前のメルマガからのコンバージョンは無いようだが、数週間から1ヶ月ぐらい前のメルマガからのアクセスコンバージョンは有るような事も読み取れているので、一定に価値の有る作業だったという事だと思う。

この『広告のキャンペーン』は比較的簡易に導入できて色々な事に使えるのでその後も様々に利用している。

更に『カスタム変数』もしくは『ユーザー定義』を組み合わせると色々な事に応用できるので面白いと思う。

という事で、『メルマガからのアクセスやコンバージョンを出来るだけ把握する』というのはひとまず完成という事になった。

 

次回はスクリプト等を紹介する予定。

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