DELL Mini 9

前回記事を書いた時にはっきりした事が分からなかったDELLULCPC(NetBook)が急に発表された。(そう思っているのは私だけかもしれないが)
レノボIdeaPadの方がある程度情報が出ていたので多分その後だろうと勝手に思っていたのだが、ネットをしていた時に不意に目に入ったバナーがそれだったので慌ててクリックしてしまった。


見た目は以前にネットに流出していた物と変わらない感じがする、ただし色が黒と白で写真の様な赤は無い、後日追加されるのかもしれない。
デザインの印象はオーソドックスな感じで余分な凹凸も無くよくまとまっている気がする
スペックはAtom搭載ハードディスクがSSDEeePCに近い様な感じだ。
ただ、バッテリーの駆動時間は3.4時間でEeePC901の8.3時間には遠く及ばない、まぁ他を見渡しても大体3.5時間前後なのでEeePCの方が長過ぎるのかもしれないが。
先日別の用事であるPCショップへ立ち寄った時に既に展示されていたので思わず、EeePC901Aspire Oneと並べたり重ねたりしてしまった。
超主観的見解では今のところ優勝である。
市場では後発なのでよく研究されたのかたまたまなのかは分からないが一番携帯しやすそうに感じた。
幅と奥行きはEeePCより微かに大きい程度厚みはEeePCの最薄部よりは厚みが有るが最厚部よりは薄い、要するに奥側と手前側であまり差がない
長時間のタイピングには適していないのかもしれないがこの手のマシンで長時間のタイピングはしないだろう、どちらかと言うと鞄等に入れやすい方が有り難い
あまりに奥と手前で厚みの違う物は鞄に入れる際入れ方に困ってしまう事も有るので厚みは一定の方が他の物と一度に鞄に入れる時に重ねやすい気がする。
さて、このMini9日本市場向きには珍しくOSにLinuxモデルも設定されている、UbuntuのDELLカスタマイズ版らしいいよいよモバイル通信カードもLinuxに対応する必要が出てきていると思っているのは私だけかもしれないがオンラインアプリを主流に使うのならOSとブラウザはより軽い方が良いだろうし、ウイルス対策も記憶装置が小さい物の場合インストールするだけでも邪魔になるかもしれない、そうなるとLinuxも良い選択肢だろうと思う。
今後の課題は現状どうしても混同されてしまうモバイルPCとの差別化である。
(ちなみにULCPCはMicrosoftの呼び名でNetBookはIntelの呼び名。どちらももう少しPCから離れたネーミングの方がいいのでは?)
ニーズを考えると別に必要がなかったのかもしれないがコンシューマだからといって軽負荷な作業ばかりを行っているわけではない。
コンパクトだからベッドに寝転がりながらオンラインゲームをするとかは結構難しいかもしれない。
Atom自体高負荷な処理を行うCPUではないとIntelも言っているし、何よりULCPC(NetBook)はグラフィック系が弱い
大きな話にはなっていないが、書き込み等でも同様の物を見かける事が有る。
一言に『安くて小さいPC』と言ってしまうと誤解が生じたりクレームになりそうである。
それぞれ今後は回避策を講じてくるかもしれない。
例えばDELLはMini9にオプションを付けた時の金額と同等の金額のInspironもラインナップしているようだ。
『金額で選ぶカテゴリではないですよ』という事だ。
最近ではあまり聞かれないPDAの方がこれに近いと思う。PDAで高負荷な作業を行おうとは思わないはずだ、そのカテゴリにPCライクな物がラインナップされたという感じの方が入り安かもしれない。『低価格、低機能なモバイルPC』というより『高機能なPDA』と考えた方が使った人も気持ちいいかもしれない。
そう考えるとショップの売り場も少し考える方が良いかもしれない。ノートPCと一緒に並べると誤解を招きやすいだろう。
まぁようやく出来上がってきた市場なのでこれからかもしれない、ぜひPDAのように過去の産物にならないようにしてほしい。
私はと言うと『システム手帳の代わり』のものと思って探しているので差し支えは無い。
メモ、スケジュール管理、アドレス管理、メール、ネット等々、十分である。
気になるのはこのカテゴリについて何も言及していないAppleの動向だけだ。
Appleが『参入しない』のなら仕方なく別の物で考えるが、『参入する』のなら少し待ってみても良い。
良くも悪くもKYな企業なので現在は無い方が濃厚かもしれないと思っているが。

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